∴ スワヒリ語で挨拶してみよう！

例えば日本を旅している外国人が、カタコトでも「コンニチハ」「アリガトウゴザイマス」と
挨拶をしてくれたら、こちらの心がパッと明るくなることってありませんか？

ケニアは日本と同じく、挨拶を重んじる国。
国語であるスワヒリ語で挨拶をすると、途端にケニア人の顔が明るくなって、
すましていたボーイさんにも陽気なケニア人の顔がぴょっこりと現れ、
急に旅が楽しいものになる・・・という経験を行く先々でしました。

ケニアの公用語は英語のため、学校で習った英語程度が話せれば
問題なく過ごす事はできますが、ドライバーさんも、ボーイさんも、口を揃えて
「皆、英語しか話さないから・・・。自分達の国の言葉を覚えようとしてくれてるのが
とっても嬉しい。」
と言ってくれます。

多部族国家のケニアでは、それぞれの部族の言葉、国語であるスワヒリ語、
公用語である英語が使われていますが、通常ケニア人同士が話す時には
スワヒリ語が使用されます。

スワヒリ語の発音は日本語に近く、語彙も少ないため、挨拶程度なら簡単に
覚えられちゃいます。
そこで「ジャンボ！（こんにちは！）」の後に続ける挨拶やお礼の言葉をご紹介

スワヒリ語	日本語	説明
ジャンボ！	こんにちは！	朝～夜までいつでも使えます。
ハバリヤコ？	元気ですか？	ジャンボに続けて。いつでも使えます。 直訳すると、「何事もありませんか？」
ハバリザ　アスブヒ？	元気ですか？	ジャンボに続けて。朝の挨拶です。 「アスブヒ」は「朝」という意味です。
ハバリザ　ムチャナ？	元気ですか？	ジャンボに続けて。昼の挨拶です。 「ムチャナ」は「昼という意味です」。
ハバリザ　ジオニ？	元気ですか？	ジャンボに続けて。夕方の挨拶です。 「ジオニ」は「夕方」という意味です。
ハバリザ　ウシク？	元気ですか？	ジャンボに続けて。夜の挨拶です。 「ウシク」は「夜」という意味です。
ンズーリ　サーナ	とっても元気です	上の挨拶に対する返事です。 礼儀として、「元気」と答えます。
ンズーリ	元気です	「サーナ」は「とっても」という意味なので、 ンズーリだけでもOK！
ナウェウェ？	あなたは？	ンズーリに続けて、相手にも問いかけます。
アサンテ	ありがとう	「アサンテ　サーナ」で、「とっても」の意味が加わります。
トゥエンデ！	行きましょう！	サファリに出発する時などに。
サワサーワ	いいですよ	サファリ中、止まってくれた車を出発させる時に。 「アサンテ」と続けるとなお良いですね。
ララサラーマ	おやすみなさい	夕方のサファリが終わって、ドライバーさんと別れる時などに。
ハヤケショ	また明日	「ララサラーマ」に続けてもＯＫ！
キラキトゥサワ	とっても良かったです	「サファリはどうでしたか？」と聞かれた時などに。
ミミシ　ムチナ	私は中国人じゃないよ	近年中国人の観光客が増えていること、アジア人全体を中国人を指す「ムチナ」と言ったりすることから、「中国人か？」と聞かれることが多いです。 「ミミ」が「私」、「シ」が否定形、「ムチナ」が「中国人」の意味です。
ムジャパーニ	日本人	「ミミニ　ムジャパーニ」で、「私は日本人です」
キドゴ	少しね	「スワヒリ語が話せるの？」と聞かれた時に。

◎　スワヒリ語の発音の特徴は、次のとおりです。

　アクセントは、後ろから２番目の母音に。
　　　「ジャンボ！」は「ジャ」、「アサンテ」は「サ」にアクセントを置く、といった感じです。

　伸ばす部分は、日本語の半分位伸ばす。
　　　気持ち伸ばす程度ですね。

　スワヒリ語は、頭に「ン」の発音がつく。
　　　「ンズーリ」などがそうですね。
　　　「キリマンジャロ山」は、日本語だと「キリマン・ジャロ」と切りたくなるところですが、
　　　「キリマ・ンジャロ（輝く峰）」となります。

　頭の「ム」はムとンの間くらいの発音で、軽く発する。
　　　「ムチャナ」や「ムジャパーニ」の「ム」がそれです。


スワヒリ語に興味を覚えたら、独学で学んでみるのも良いかもしれませんね。
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（最終Update：2007.10.19）