∴ バルーンサファリ

気球に乗って、フワフワと空から眺める地球。
そんな体験ができちゃうのが、バルーンサファリです。

ケニアでは、主にマサイマラで行われていて、
現地で予約、または出国前に日本で予約をして行きます。
８月、９月のハイシーズンは、予約でいっぱいになることもあるので、
絶対に乗りたい！という方は、事前の予約がオススメです。

バルーンサファリは、早朝の大気が冷え、安定した状態の時に
離陸するため、まだ夜も明けきらぬうちに宿泊場所を出発します。

指定の集合場所へ（通常、ロッジのロビー）、指定の時間に集合し、
準備されているクッキーを軽くつまんだら、出発！！

離陸場所へ到着し、バルーンの火入れが終わって準備が整うと、
サファリ中の注意事項が説明されます。
大切な説明ですが、英語なので、英語が苦手な場合は、
事前に「あまり話せない」と言いましょう。
ゆっくりと説明してくれます。
特に、着陸時の態勢などの説明は、お聴き逃しのないように。

風に任せてふわりふわりと空を飛ぶ経験は、広大な大地を持つここならでは！
日本のように係留された気球ではなく、まさに本物の気球体験です。

やがて、日の出。
空が明るくなるころ、鳥が一斉にさえずり始め、眼下にはシマウマやゾウの姿。
大地の目覚めを、人工的な音のない空の上で感じることができます。

上から見ると、地表には無数の細い線。
なんと、これ全部獣道。

やがて、サバンナへ気球が着陸。
そこにセッティングされているのは、朝食場所！

風に流される気球を追いかけて、車で運んできた道具が準備され、
コックさんが調理をしてくれます。
シャンパンで乾杯する、「シャンパンブレックファースト」
何とも優雅な時間です。

非日常的な経験ができるバルーンサファリですが、いくつか注意点があります。

◎着陸の態勢は絶対に守る

気球へ乗る際に、ジェスチャーで説明してくれると思いますが、
着陸しても、合図があるまで、
「座って両手で持ち手をしっかりと握る」
体制を崩さないように。
特にお子さんには注意をされてください。
バルーン事故の多くは、着陸時に起きています。
場合によっては、着陸時に籠が倒れ、引きずられることもありますが、
その際驚いて手を離したために大怪我を負った人もいます。
着陸の態勢は絶対！ぜーーーったい守ってください！！
また、危険が伴うことを承知で乗るべきです。

◎しっかりと防寒を

夜明け前の、一番冷え込む時間帯に出発するため、
外は非常に寒いです。
フリース、ウィンドブレーカー、靴下は必須です。
帰る頃には陽が昇って暑くなるので、着脱できる服装で
暖かくしてお出かけください。
防寒着は、こちらに記載しています。
また、ケニア旅行の服装については、こちらに記載しています。


◎出発前には必ずトイレへ行く

バルーンサファリは、何だかんだで出発ら帰着まで５時間位かかります。
着陸してしまえば、ロッジへ戻る途中で
「トイレに行きたい」
と言えば、安全な場所でブッシュトイレ（木陰や草陰に隠れてのトイレ）が
できますが、バルーンに乗ってる間は、そうもいきません。
冷え込むのでトイレが近くならないよう、したくなくても、
出発前にトイレには行っておいた方が良いです。


夏でもフリースが見つかる！（カテゴリーでフリースをセレクト。）
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（最終Update：2008.05.07）

∴ マサイマラ国立保護区

日本人に、いや、世界中の人に人気のエリア。
マサイマラ国立保護区。

その大半が草の茂るサバンナで、動物が広大な草原で草を食んでいる、
ケニアのイメージそのままの風景が広がるのが、ここマサイマラです。

動物相も豊かで、ビッグファイブが生息しているのも、ここ。
（他の保護区には、ビッグファイブの一部が生息。）
ライオンの生息数も多く、ほぼ、見つけることができます。
また、車のボンネットに乗ってくるチーターも生息しています。
（襲ってこないらしい・・・私は怖くてゴメンだけど・・・。）

初めてケニアに訪れるなら、絶対に押さえておきたい場所！

ケニア南西部に位置した、大阪府の面積位の保護区で、
隣は世界遺産に指定されているタンザニアのセレンゲティ。
とはいえ、国境にはフェンスなどないので、動物は往来自由。

この両国間を大群のヌーが行き来するのが、かの有名な
「ヌーの川渡り」
です。

１００万頭を超えるヌーの大群が、ケニアとタンザニアの間を流れる川を渡り、
途中、川に潜んでいるワニに食べられてしまう・・・っていうアレ。
その舞台のケニア側が、ここマサイマラなのです。

ヌーの川渡りのシーズンは、自然が相手の事なので
年によりばらつきがあるけれど、７月にボチボチ始まり、１１月頃まで。
１日待っても川を渡ってくれないこともあれば、
初めて行って渡ってくれることもあり、まさに運次第。

気球に乗って、サバンナを見渡せるバルーンサファリも行われていて、
ちょっと値段が高いものの、人気のアクティビティです。
（バルーンサファリについては、こちらをクリック。）

また、周囲にはマサイ族の村も点在していて、希望すれば、
お昼の空いた時間などを利用して、有料でマサイ村を訪問することもできます。

マサイマラは標高が高いため、朝夕は思いのほか冷え込みます。
防寒着の準備をお忘れなく。

マサイマラには、日本人が経営する高級ロッジ「ムパタサファリクラブ」があります。
スイートルームにはジャグジーがついているという豪華な造り。
宿泊される方は、ムパタサファリクラブ建設を題材にした
伊集院静香さんの「アフリカの王」を事前に読むと、
より一層旅を楽しめるのではないかと思います。


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（最終Update：2008.05.06）

∴ ケニアの国立公園と国立保護区

ケニアには、地球の姿そのままを残した
国立公園や国立保護区があります。

そこでは、時代を超えて、野生動物の営みが、
日々当たり前に繰り返されています。

想像してみてください。

大きな太陽を背に、そのシルエットを浮かび上がらせる優雅なキリン。
見渡す限りの地平線。
キリマンジャロ山を背景に群れを成す象。
溶岩の流れが、そのまま残っている大地。
獲物を狙うライオン。チーター。
仕留めた獲物を樹上へ引きずり上げるヒョウ。
絶え間なく可憐な尻尾を振り続けるガゼル。
そして、青い鳥の数々。

そのどれもが雄大で、まるで夢の中へ迷い込んだような光景です。
けれど、現実に存在する。地球の原風景。

「アフリカの水を飲んだものはアフリカへ帰る。」

この言葉どおり、不思議な魅力に満ちた人間の原点。

ケニアにある数々の保護区は、それぞれに特徴があり、
どこへ行こうか迷ってしまうほど。

そんな保護区を、ご紹介します！
（各保護区をクリックすると、詳細ページが開かれます。）

◎マサイマラ国立保護区 
　　日本人一番人気。世界中の人からも人気。
　　ビッグファイブを狙うならここ！
　　アフリカらしい広大な地平線も、ここ！

◎アンボセリ国立公園
　　キリマンジャロ山の姿が美しい。
　　日本人に人気。

◎ナクル湖国立公園
　　フラミンゴの大群で知られる。
　　効率よく野生動物を見るならここ！
　　日本人に人気。

◎東ツァボ国立公園
　　赤い土に覆われた広大な保護区。

◎西ツァボ国立公園
　　東ツァボと同じく、赤い土に覆われた広大な保護区。
　　溶岩の流れた痕が、そのまま残っている。

◎アバーディア国立公園
　　珍しい森林地帯の保護区。
　　「居ながらサファリ」を楽しむ場所。

◎サンブル国立保護区
　　北半球にある保護区で、動物相が特異。
　　シマウマのシマが細いとか、キリンの模様が違うとか、
　　ダチョウの肌が青いとか・・・、他の保護区とチト違う。

◎ナイロビ国立公園
　　首都にも野生動物は、いるのです。

驚異の大地アフリカ
フィールドガイド・アフリカ野生動物 　　
動物ウオッチングは、たんのしーぞー！ちょっこの本

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（最終Update：2008.05.13）

∴ 動物保護区とサファリって？

◎動物保護区

ケニア旅行のパンフレットを見ていると、
「マサイマラ国立保護区」や「アンボセリ国立公園」といった
言葉が出てきます。

この、国立公園（Ｎ．Ｐ．）や国立保護区（Ｎ．Ｒ．）というのが
野生のままの状態で動物を保護している地域で、
ケニア旅行の主な観光地域になります。

保護とは言っても、餌付けなどを行う積極的な保護ではなく、
区域内での人間活動を禁止したり、制限することにより、
自然のままの動物・・・さらに言えば地球の姿を守っている、
という地域です。

つまり、人間不介入の地球の姿、という訳です。

厳密に言うと、人間によって動物が傷つけられた場合、一時保護し、
再度野生へ返す・・・という活動が行われていたりするのですが、
基本的には人間が介入しない地域です。

人間の安全を守るために、保護区域内では、車から降りることはできません。
保護区によっては、一部降車が許可されている区域があるので、
ドライバー（ガイド）の指示に従って、許可された場所でのみ、
地球の原風景をとどめる大地を踏みしめることができます。

また、保護区域とは言っても、その広さは広大で、
ひとつの保護区域の面積が、大阪府や四国に匹敵します。
そのため、３６０度サバンナ（草原）という、とんでもない風景を
見ることもできるのです。

保護区・・・と言うと、フェンスなどで囲まれた姿を想像しますが、
保護区内外を隔てるフェンスはなく、動物は保護区の内も外も
行き来自由！
つまり、保護区外にもライオンなどの肉食獣が現れることがあるという
ことなのです。

とは言え、宿泊客が泊まるロッジなどの敷地にはフェンスなどが張られ、
動物に襲われる危険がないよう環境が整えられています。

国立保護区の境界線にフェンスはありませんが、
人間が出入りする場所にだけポツンとゲートがあり、
そこで入場料を徴収する仕組みとなっています。
（通常、入場料はツアー料金に含まれています。）

ちなみに、国立公園と国立保護区の主な違いは、管理主体。
前者は国、後者は地方自治体によって管理されています。

動物保護区はケニア国内に数ヶ所あり、特徴も様々。
記事を別にしてご紹介したいと思います。（←クリックで紹介ページへ。）

---

◎サファリ、ゲームドライブ

ケニアのパンフレットを眺めていると、
さらに出てくる言葉が「サファリ」や「ゲームドライブ」。

サファリとは、スワヒリ語で「旅」という意味で、
かつては「ハンティング」のことを指していました。
ハンティングが禁止されてからは、「保護区内で動物を探すこと」を
指しています。

動物保護区内はとっても広いので、やみくもに車で走っても
なかなか動物は見つかりません。
そこで、ドライバーが仲間と無線交信をしつつ、
保護区内を駆け巡って動物を探すのです。
その、「動物を探す時間」を「サファリ」や「ゲームドライブ」と
言います。

動物は、早朝と日が落ちる前の夕刻によく活動をするため、
通常は、早朝と夕方にゲームドライブが行われます。

場合によっては、ランチボックスを持って、早朝から
夕方近くまでゲームドライブをする「ロングサファリ」が
行われることもあります。

また、気球から大地を見下ろす「バルーンサファリ」や、
安全な場所を歩く「ウォーキングサファリ」などもあります。

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（最終Update:2008.05.05）

∴ ケニアの色々

このカテゴリーでは、旅行準備や基本情報とはちょっと違うかなぁ・・・という内容の記事を
「ケニアの色々」としてまとめています。
一番、ケニアらしい記事が掲載されているカテゴリーではないかと思っています
次の事項を、別記事で紹介しています。
（下線のある語句をクリックで、該当記事が表示されます。）

まずは、ケニアのパンフレットを見ると必ずと言ってよいほど登場するサファリ。
動物保護区とサファリって何？

気球に乗って空中散歩。
バルーンサファリって、危険なの？注意することってある？
バルーンサファリについてはこちら！

一口に動物保護区とは言っても、保護区によって特徴は様々。
それぞれの特徴をこちらにまとめてみました。

ところで、ケニアの宿泊場所ってどんなところ？不便はない？
ケニアの宿泊場所のスタイルをこちらにまとめています。

トイレがどんな感じか気になる！
ケニアのトイレ事情については、３回シリーズで掲載しています。
移動中のトイレはこちら！
宿泊場所とゲームドライブ（サファリ）中のトイレはこちら！
休憩場所では必ずトイレを、はこちら！

動物保護区には行くけど、事前に覚えなくても、ガイドさんがいるからいいよね？
いえいえ、出発前に動物の名前をある程度は覚えておかれると旅がグンと
楽しくなると思います！
動物の名前を覚えようはこちら！
パンフレットでよく見るビッグファイブはこの５種類です。
キリン３種の見分け方はこちら！
シマウマ２種の見分け方はこちら！
会えたらラッキーな、珍しい動物たち

ケニアには、とっても鳥が多いのです。
綺麗な鳥もたくさん！
鳥の楽園・ケニアは、こちら！（更新中）

ケニアには、日本ではあまり見ることのない植物もたくさんあります。
ケニアの植物は、こちら！

ところで、スワヒリ語って難しいのかな？
スワヒリ語は、日本語と発音が似ているのでとても覚えやすい言葉です！
ぜひぜひ、挨拶だけでもスワヒリ語にトライされてみてください。
スワヒリ語の挨拶はこちら！

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（最終Update：2008.12.09）