∴ 小説・エッセイ／Again

ケニアで交通事故に遭い、「一生車椅子の生活になります」と宣告された著者が、
もう一度ケニアの大地を自分の足で踏みしめたいという一念のもとリハビリを続け、
事故現場に立つまでのこと、そしてその後の決意などが綴られています。

表紙には、動物の写真が使われていますが、内容的には、
ご自身の事故やリハビリに対する思いや姿勢などが中心に綴られており、
ケニアに対する強い思いは出てくるものの、実際のケニアについての描写などは
あまり出てきません。

作家ではないので、文章は、全体的な視点から書かれた読み物というよりも、
個人的な思いを綴った仕上がりとなっています。


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（最終Update：2007.09.01）

∴ 黄熱病の副作用体験記

ケニアに旅行される際、接種される方も多いと思われる黄熱病の予防接種。
検疫所では、接種の有効率が９５％以上と高く、しかも重篤な副作用の危険性が少ない、
「予防効果と安全性」を備えたワクチンだとの説明がありました。

とはいえ、生ワクチン（弱毒化したウィルスを接種する方法）なので、
軽い副作用が出る事はあるため、心配な方もおられると思います。
そんなあなたに、私の副作用体験記（という程大げさなものではありませんが…）
を、一例としてご紹介。

その前に、検疫所の黄熱病接種時の注意事項を掲載します。

・接種後２週間は、抜歯を含む外科的処置、ジョギング・水泳・登山などの体に
　負担のかかる運動を避けること。

・接種を受けた数時間から数日後に、接種部位の発赤・腫れ・疼痛、
　局所リンパ腺の腫れ・疼痛が出ることがあるが、化膿する事はない。

・悪寒、発熱、頭痛、倦怠感で１ヶ月以内に医療機関を受診する際は、
　黄熱病の予防接種を受けたことを医師に告げること。

・他の予防接種を受ける際は、４週間以上の間隔を置くこと。

・アレルギー体質（特に卵アレルギー、ゼラチンアレルギー）、
　妊娠中の方は接種できない。

・弱毒性ウィルスを体内に入れるため、接種後２週間は妊娠を避けること。

・小児では無菌性の髄膜炎にかかり後遺症が残る可能性があるため、
　様子がおかしい時はすぐに受診すること。

・接種後１ヶ月以内に、３９℃以上の高熱、けいれん、嘔吐など、予防接種に
　関連があると思われる症状が現れたら、受診すること。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（福岡検疫所の資料より）

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１０年前に受けた時には何ともなかった私も、年をとったからなのか、
今年の接種では副作用が出てしまいました。

・接種当日

接種２～３時間後から、体のダルさと眠気を感じる

・接種２日目

頭痛、吐き気、肩こり、倦怠感が続く。
我慢できない程ではないけれど、人と話すのも、座り続けておく事すら辛く、
できれば横になりたい程度。
夜になって３７．８℃の発熱。

・接種３日目

前日の症状が和らぐ。
熱も平熱に下がる。
接種場所が痒い。

・接種６日目

接種場所の腫れに気付く（下の画像の赤い部分）。
恐らくもっと前から腫れてたと思うが、腕の裏側だったため、この日、初めて鏡に映してみて気付く。
相変わらず痒い。

・接種１０日目

徐々に腫れが引き、痒みもほとんどなくなる。

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３８℃近くまで上がった時は、ちょっとドキドキしましたが、そのまま下がってくれたので
一安心。
接種２日目の症状が一番酷かったので、翌日も熱が下がらなければ病院に行こうと
思っていましたが、私の場合はこのまま沈静化してくれました。

弱毒化したワクチンということは、体内に黄熱病の弱～～～い病原菌が入って、
反応が出ている時（副作用中）は、体が戦って抗体を作ってくれてるということなんですね。
なので、軽い副作用は、抗体を作っている際の、正常な反応であるとの見方もできます。

ですが、もしも高い熱が出たり、症状が激しい時は、病院に行かれてくださいね。
また、子供は痛みや体のきつさを大人のように感じないこともありますので、
小さなお子様の様子がおかしな時は、迷わず病院に行かれてくださいね。


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（最終Update：2007.08.25）

∴ 今夏のケニアの気温について

今夏のケニアの気温ですが、例年にない寒波が到来しているらしく、
寒いです！！！

ナイロビでは、Tシャツの上に長袖のシャツを重ねても寒いほど。
最低気温は、連日１１℃～１３℃。
高地にある、ナクルやマサイマラも寒いと、現地から連絡が
入りました。

ケニアの週間天気予報はこちら。

しかし、お昼は気温があがりますので、旅行の準備をされる方は、
Tシャツ→カーディガン→フリースやセーター→ウィンドブレーカー
と、着脱しやすい服装の準備をオススメします。

夕方のゲームドライブは、出発時点では暑いけれど、
ロッジに帰る頃は冷え込むこともありますので、
上着を１枚持ってお出かけされた方が良いかもしれません。

※2007.08.04現在の情報です。

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（最終Update：2007.08.04）

∴ ジョモケニヤッタ空港などのセキュリティチェックについて

ケニア旅行から帰ってきました。
セントレア、ドバイ、ジョモケニヤッタ空港でのセキュリティチェックですが、
例年と変わらず、液体制限のチェックもなく、機内持込みバッグにペットボトルを
入れていても、特におとがめなしでした。

日本とドバイは、透明のバッグを係員の方が掲げ、
「持ち込めるのはこれだけです」
と注意を促してはいましたが、提示しての確認まではありませんでした。

全員チェックではなく、ピックアップして確認しているかもしれないので、
必要以上の荷物は持ち込まないに越した事はないと思いますが、
（制限を越えている分は、放棄することになってしまいます）
参考までにお知らせします。

エミレーツ航空利用者は、ジョモケニヤッタ空港でのチェックインが
１時間前に閉められているそうですので、早めに空港に行かれた方が
良いかと思います。

※2007.07.19現在の情報です。

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∴ 写真集／驚異の大地アフリカ

驚異の大地アフリカ　　　空から眺めた地球の素顔

日経ナショナルジオグラフィック社発行の驚異の大地アフリカは、
サブタイトルのとおり、空からアフリカ大陸を撮影したものです。

小型飛行機での低空飛行は、気象条件の影響を受けやすく
危険を伴うものですが、しかし、そうして撮影された写真の数々は、
動物の姿形や足跡まで認められるものや、光り輝く砂丘など、
ページをめくるたびに、次はどんな写真なのだろうとワクワクすると同時に、
自然に畏怖の念を抱かずにはいられない程の雄大さが込められています。

大地から見る景色と、空から見る景色は大違い！
何しろ目に入ってくる大地の広大さが桁違いです。

湖面いっぱいに広がるフラミンゴやペリカンの大群、
市場に山と積まれた果物のオレンジ、デルタ地帯に無数に広がる獣道、
金色に輝く砂丘、溶岩の跡が残る山容、子供を真ん中に守って歩く象の群れ・・・
空から見るとこんなにもたくさんの、そしてこんなにも美しい光景が
広がっているのかと、まるで別世界を見ているよう。

大型本でＡ３版近いサイズですが、この大きさだからこそ
伝わってくる迫力があります。
写真の粒子が粗いものもありますが、光量の少ない朝・夕の撮影でしか
得られないシーンもあり、それは致し方のないことだと思います。
写真の合間に時々挟まれる撮影者ロバート・Ｂ・ハース氏の言葉も、
一層写真を理解するのに役立ちます。

２０７ページという、十分満足のいくページ数でありながら、
定価２，８００円（税抜）という驚きの安さ。
これは、ハース氏が「より多くの人々にアフリカの自然を知って欲しい」と
願い、印税を受け取らないことで実現されたものです。

写真に定評のあるナショナルジオグラフィック社ですが、
「さすが！」と唸るほかありません。
ぜひ、手に取っていただきたい一冊です。

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（最終Update：2007.06.30）